介護の仕事に転職をするためには、資格を持っているかどうかが重要になることがあります。介護をするための資格として公的に認められているものには、大きく分けて二つの種類があります。一つは介護福祉士でもう一つが、訪問介護員です。このうち、介護福祉士の仕事は取得するのが難しく、介護の現場で働いている多くの人が取得しているのは、後者の訪問介護員の資格です。ホームヘルパーと呼ばれることもある訪問介護員は、介護保険法という法律で正式に規定された、介護の仕事をすることができる資格です。この訪問介護士の資格を取得するためには、各都道府県の知事が指定した介護員を養成するための課程を修了したものを言います。そのために、国家資格ではありませんが公的に重要な意味を持っている資格となります。
介護の仕事に転職を希望している人が必ずしも訪問介護員を取得していなければ、介護ができないというわけではありませんが、介護を必要とする人の自宅を訪れて介護をする仕事の場合には、必ず取得しておかなければいけない資格です。訪問介護員の資格は二つの区分に分けられていて、一級と二級の資格がそれぞれあります。このうち、訪問介護の仕事に転職をした人が多く取得しているのが二級の資格です。それは二級の資格のほうが取得しやすいためで、一級の資格を取得するためには、より詳しい介護の知識と技術が必要です。二級の資格を取得するためには決められた時間の講義を受講する必要があり、合わせて実技の指導を受ける必要があり、指導では現場での実習も行われています。