奈良県といえば、京都よりも歴史のある魅力的な古の都です。東大寺を代表に国宝級の神社仏閣や古墳も多く、シニア世代の中にはリタイア後の移住地として考える方もいるようです。また、人口の推移を見てみると、全体的な人口は減少傾向にある中、65歳以上の高齢者の数だけを見ると増加しているのが分かります。さらに高齢化は今後さらに深刻になると予測されていて、平成21年からこれまでの間、高齢化率は全国平均を上回っており、今後も奈良県は全国より早いスピードで高齢化が進んでいくことが危惧されています。
そんな奈良県での介護職は、人手不足です。高齢化がどんどん進む中、全国と比較しても介護従事者の増加率が低く、需要に供給が追い付かないような現状があります。介護福祉士養成校への入学者も減少してきていて、これからの世代である高校生が、介護職を目指していないのです。理由としては、介護という仕事につきまとうマイナスイメージ(汚い、つらい、危険、低賃金)にあります。実際、大変な仕事ではあります。しかし、やりがいはあります。どんな仕事よりも必要とされ、今後もっと評価されていく仕事になるはずです。特に奈良県では需要が高く、現時点でも求人は沢山出ています。自分にあった条件の職場が、必ず見つかる事でしょう。介護職は、無資格で始められ、働きながら資格を取ってスキルアップすることが可能です。また高齢化社会で生きる私たちに必要な知識や経験を身につけることができる仕事です。